こんにちは、しとろん(@citronlemonblog)です!
私がたぶん生まれて初めて好きになったテレビの中のスター、ジュリーこと沢田研二さん主演の映画『土を喰らう十二ヵ月』。
突然の志村けんさんの訃報によりジュリーが代役を務めた『キネマの神様』の以前から撮り進められていた本作がついに公開になりました!
…と言いつつももう公開期間も終盤になってきていますが(;^ω^)
私が観に行った日は映画の日だったので、けっこうたくさんの人が来ていましたよ。
『土を喰らう十二ヵ月』(2022)
あらすじ
作家のツトムは信州の山荘に一人で暮らしている。そこでツトムは四季の移り変わりと共に畑で育てた野菜や山で収穫した山菜などを使って作る料理を楽しみ、執筆活動を行っていた。そして東京で編集者として働く恋人の真知子がたまに訪ねてくると、2人で旬の食材を楽しむ。毎日を丁寧に暮らすツトムだったが、13年前にこの世を去った妻の遺骨を未だに墓に納められずにいた。
土を喰らう十二ヵ月:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
登場人物
ツトム(沢田研二)
作家。
口減らしのため禅寺へ奉公に出された際に精進料理を身に着け、野菜や山菜を使って料理を作ることが日々の楽しみになっている。
真知子(松たか子)
ツトムの担当編集者であり恋人。
さんしょ(もも)
ツトムと一緒に暮らす犬。
山椒好きな亡き妻が命名。
美香(西田尚美)
隆の妻。
面倒なことはすべてツトムに頼もうとする。
隆(尾美としのり)
ツトムの亡くなった妻の弟。
美香の尻に敷かれている。
写真屋(瀧川鯉八)
チエの葬儀の写真を任される。
文子(檀ふみ)
ツトムが奉公していた禅寺の住職の娘。
60年前に住職と文子の母が一緒に漬けた梅干しを持ってツトムを訪ねてきた。
大工(火野正平)
ツトムの山歩きの師匠。
チエの葬儀の祭壇や棺の作成を任される。
チエ(奈良岡朋子)
ツトムの亡くなった妻の母。
山荘から少し離れたところで畑を耕しながら1人で暮らしている。
原案
作家 水上勉によるエッセイが原案となっています。
婦人雑誌『ミセス』に連載されていたものが1978年に四六判で刊行され、1982年には文庫判で再刊されています。
感想
前情報で画像とか見てた限りでは真知子さんはかわいい感じだったけど、映画の中ではツトムさんに食べ物をよそってもらってもありがとうも言わない、ツトムさんお構いなしに自分だけ先にどんどん食べる、んんん?
長野と東京で離れているからそんな頻繁に会えていないはず。
なのに!
なのにそんな感じなの?って真知子さんの見方が変わった。
私の中では若干(あのジュリーによそってもらっているのに…?!)っていうところもあるかも(笑)
2人で貪り食らってたでっかい筍はおいしそうだったなー。
チエさんの葬儀のシーン。
遺影がでかすぎ!ってとこから軽く笑わされ、地元の方なのかな?参列者のオバサマたちの台詞回しに心の中で大爆笑(≧▽≦)
どことなく笑ってはいけない葬儀の雰囲気も余計に笑えてくる。
ジュリーが握ったおにぎりは後から取り合いになったりしてないんだろうか、とか考えてました(笑)
このへんのシーンで、ツトムさんが台所で鍋を火にかけながら一生懸命混ぜていたときのお尻がかわいかったです。
ツトムさんが倒れたこともあり真知子さんがこっちに住むと言ったのに、以前自分から一緒に住まないかと言ったにもかかわらず断るツトムさん。
真知子さんからしたらなんじゃそら!って感じでしょうねぇ。
はっきりせん、煮え切らん奴やって思ってしまうかな。
それにその後早々に別の人との結婚宣言をする真知子さんもどうかと思うけど(ハッタリかもしれんが)。
ツトムさんが入院中のさんしょに山盛りのドッグフードが置かれていたけど、まったく口にしていなかったさんしょ。
ツトムさんがいないさみしさと、いつも食べてるツトムさんの作るごはんじゃないから食べないっていうのも切なかったです。
まとめ
1日が終わる時には「死にます、さようなら」と眠りについても、朝が来ればまた1日が始まります。
しかし、まだ40代の私はあまり考えられないことですが、60代、70代になると「おやすみなさい」と寝ると「おはよう」と目が覚めない日が遠くない未来に確実に来ます。
その日が来るまで淡々とやってくる1日1日をしっかり食べて生きていれば、結果的にはいい人生だった、となるような気がします。
ここまで読んでいただきありがとうございます☆